御祭神
大山祇命、国常立命、佐伯鞍職命(厳島神社初代神職)摂末社報国神社(英霊四百六十四神)
伝 承
『芸藩通志』によると、大頭神社の末社である中山大歳社(椎宮神社)、塩屋山祇社(太田神社)、奥谷尻河内社(原神社)、三鎗谷三鎗社(三鎗神社)は大頭分身の神と伝えられている。『日本書紀』一書によると、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が火之迦具土神(ひのかぐづち)を斬り給う時、その首が大山祇命、身中が中山祇命(椎宮神
社)、手が麓山祇命(三鎗社)、腰が正勝山祇命(原神社)、腹が奥山祇(原神社)と化したといい、首、即ち頭より成った大山祇を祀るため当神社を大頭神社
と称し、また四末社は他の部分より成った神を祀るための分身と伝えられている。
由 緒
嚴島神社の摂社として推古天皇十一年(六〇三)に創祀されたと伝え、古くは嚴島兼帯七社の一とされた。もと郷桑原に鎮座したが、大正二年に現在地に遷座した。楽音寺蔵「安芸国神明帳」に佐西郡二位五前として大頭明神とある古社である。正安二年(一三〇〇)「伊都岐島社未造殿舎造営料言上状」に「大頭社一宇三間一面、同戎殿一間一面、同拝殿一間一面、庁屋五間一面、御供屋三間、鳥居一
基」と記されており、鎌倉時代には既に多くの社殿が建ち並んでいたことが知られる。また、平清盛の頃より毎年米五十三石余りを奉納されていたと伝え、毛利
元就公の時に二十三石、福島正則公の時に十六石、江戸時代に至るも十二石の社領米を有していた。寛永十四年(一六三七)再建の棟札を蔵す。
結婚式までの流れ
1.神社に電話、メール等でお日にち、お時間の申し込み。
2.挙式前のご都合の良い日に来社していただき、当日の流れの説明、打ち合わせ。
(来社日時は、ご予約下さい)
3.挙式
結婚式の受け付け、お問い合わせは、下記にてうけたまわっております。
TEL 0829-55-0378 FAX 0829-55-0513
メール:info@ogashira.jp
初穂料 5万円以上おこころざし
儀式の流れ ー式次第ー
開式の辞 (かいしきのじ)
修祓 (しゅばつ) 心身を清らかにする儀式。新郎新婦両家の皆様を御祓いいたします。
献饌 (けんせん) 御神饌をお供え致します。
祝詞奏上 (のりとそうじょう) 夫婦になることを奉告し神様に感謝と末永い幸せを祈願します。
金幣奉戴 (きんぺいほうたい)
三献の儀 (さんこんのぎ) 御神酒を三つの盃で汲み交わし夫婦の契りを結びます。
浦安の舞奉奏 (うらやすのまいほうそう) お二人の門出を祝し巫女が優美に舞います。
誓詞奏上 (せいしそうじょう) 結婚に対する誓いのの言葉を神様に申し上げます。
指輪交換の儀 (ゆびわこうかんのぎ) お互いの誓いを込めて指輪を交換します。
玉串奉奠 (たまぐしほうてん) 新郎新婦が祈念を玉串に込めて神前へ奉じ神様に拝礼します。
親族代表が神前に玉串を奉じ参列者揃って神様に拝礼します。
撤饌 (てっせん) お供え物をお下げ致します。
親族固めの盃 (しんぞくかためのさかずき) 両家が御神酒を汲み交わし親族としての絆を結びます。
親族紹介 (しんぞくしょうかい)
閉式の辞
当社にお祀りする飽速玉男命は、古代、安芸国を開かれた大神です。成務天皇の時代に、安芸国造(あきのくにのみやつこ)を賜り、広く国土を開拓し、産業の道を進め、交通の便を開き、安芸国の礎をつくり固められた安芸建国の祖神です。
山陽道随一の神格を誇る
当社は平安時代、国家から官幣大社に認められ、朝廷から特別に篤い崇敬を受けました。官幣大社は、中国九州地方には当社しかなく、山陽道八ヶ国でも最高の神格を誇りました。
千八百年の歴史
当社の歴史は非常に古く、ご鎮座の年代は明らかではありませんが、安芸国の民が大神の恩徳を敬慕し奉斎した創祀千八百年となる古社です。
皇室からの崇敬
平安時代にまとめられた延喜式によれば、当社は名神大社(官幣)に列せられ、延喜式所載の安芸国三社(速谷神社・嚴島神社・多家神社)の中でも格別の待遇を受けました。瀬戸内海で起こった藤原純友の乱鎮定のご神威に感謝し、朝廷は正四位下の神階を奉りました。天皇陛下は平成に入って三度、当社に幣饌料を奉納されています。
武家からの信仰
室町時代より安芸国桜尾城主だった藤原親実以下歴代の城主、戦国大名の大内義隆、福島正則、毛利元就、さらに広島藩主の浅野光晟以下歴代藩主らが篤く信仰し、神宝社領の寄進や社殿の造営修復を行いました。明治時代に新たに定められた制度によって、大正十三年に国幣中社に列格。戦後は、神社本庁所属の別表神社となりました。
日本後紀
速谷神社が正史にはじめて登場するのは、嵯峨天皇弘仁二年(811)。安芸国速谷神と伊都伎島神(厳島神)がそろって名神に列せられたことが「日本後紀」に記されています。
挙式は、雅楽が流れる中、日本古来の作法でお神酒をくみ交わす三三九度を行い、親族に見守られながら厳かに誓いをたてます。速谷神社は、広島県内でも最初に神前結婚式が行われた由緒ある場所で(『広島県史』)、古式にのっとってお二人の人生がますます繁栄していくようお祈りいたします。
玉串料5万円~おこころざし
結婚式までの流れ
1.神社に電話、メール等でお日にち、お時間の申し込み。
2.挙式前のご都合の良い日に来社していただき、当日の流れの説明、打ち合わせ。
(来社日時は、ご予約下さい)
3.挙式
式次第
一、新郎、新婦入場
参列者着席ののち、神職と巫女の先導により新郎、新婦が入場します。
一、修祓(お祓いの儀)
祭儀を行う前にお祓いを受けます。
一、献饌
一、祝詞奏上
斎主が祝詞を奏上して神様に結婚の報告がなされ、末永い幸福が祈られます。
一、三三九度の盃(三献の儀)
新郎、新婦が神前に供えたお神酒で三三九度の盃をくみ交わします。
一、指輪交換
一、誓詞奏上
新郎、新婦が神前に進み、誓いの言葉である誓詞を奏上します。
一、玉串拝礼
新郎、新婦が神前に進み、感謝と祈りをこめて玉串を奉って拝礼します。
続いて両家の代表が玉串拝礼します。
一、金幣拝戴
一、撤饌
一、親族固め盃(親族盃の儀)
新郎、新婦ならび参列者がお神酒をいただき、親族固めの儀を行います。
一、新郎、新婦退出